作品未満。

■ 月の子爵 ■

月に帰ったかぐや姫。 かぐや姫の女中であった女は、かぐやを求める帝をまるめこみ、彼の子供を産んだ……。 時は流れて現代。 その女中の子孫、つまり、帝の子供の末裔でもある主人公は、満月の夜、ある女性と出会う。 地球に降り立った、かぐや姫の末裔であった。 二人は恋におちる。


■ 償う月も71 ■

 そのさめた めをそらさない で  おねがいだから だきしめて    ぎんの ひかりにもにた   そのありふれた そのありふれた  あしは いくども  そこに ひたるの で す  そのさめた めをいれなおし て  うつくしいひびの つぐないを    ぎんの においにもにた   そのかかえてる そのかかえてる  なみだ いくども  そこは つめたい か な  あしは いくども  そこに くずれる よう に  じかんがぎゃくそうしてもどれたら  じぶんをひどくしなせてください  じがにすがっていきていたはずだ よね   ぎんの  つきの  なみだ つめたい  あしは くずれる よう に  そのさめた めをそらさない で  うつくしいひびの つぐないを   、


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