■ ロマンスターの恋人 ■
深夜特急「ロマンスター」には、今夜も恋人たちが乗車している。というのも、このロマンスターには恋人たちしか乗せられない縛りがあるからだ。座席もゆったり2席ずつ。車掌は一人だけだが、実は車掌はこの車両と恋人同士なので運転可能。
深夜特急「ロマンスター」には、今夜も恋人たちが乗車している。というのも、このロマンスターには恋人たちしか乗せられない縛りがあるからだ。座席もゆったり2席ずつ。車掌は一人だけだが、実は車掌はこの車両と恋人同士なので運転可能。
老人と、四角いゴリラみたいな巨大娘のお見合い。
山を下るとき、私は背が高いから、誰よりも先に里が見えますという言葉で、老人はときめく。
老人は息子が産まれた時に妻を亡くし、男手ひとつで息子を育ててきた。成人し、息子は出ていって、広い屋敷に(日本家屋・金持ち)ひとりぼっち。さびしいなぁ…という話をきいた近所のおせっかいおばさんが、話を持ってくる。
ゴリラのほうは、男に縁がなく喪女。母親が心配のあまり近所に言いふらした。きれい好きではある。
まずは茶飲み友達から…という話を老人がすると、ここで働きたいという返事。老人は了承する。
必ず6月に死ぬ病気、癌の進化系?ただし、6月の何日かは不明。
余命半年ってよく聞くけど、実際は長生きするパターンじゃん?これは確実だからいいよねー。
6月に入ってから、毎日見舞いに行った。6月15日の私の誕生日までに、カナが生きているか死んでいるか、賭けをしたのだ。