■ 老若男女小大 ■
老人と、四角いゴリラみたいな巨大娘のお見合い。
山を下るとき、私は背が高いから、誰よりも先に里が見えますという言葉で、老人はときめく。
老人は息子が産まれた時に妻を亡くし、男手ひとつで息子を育ててきた。成人し、息子は出ていって、広い屋敷に(日本家屋・金持ち)ひとりぼっち。さびしいなぁ…という話をきいた近所のおせっかいおばさんが、話を持ってくる。
ゴリラのほうは、男に縁がなく喪女。母親が心配のあまり近所に言いふらした。きれい好きではある。
まずは茶飲み友達から…という話を老人がすると、ここで働きたいという返事。老人は了承する。