■ 竜王様の花嫁候補 ■
王家の姫は竜王の生贄になるという伝統がある国。その伝統話の絵本を読み、幼い姉(姫)と幼い弟(王子)は絶望する。
そして姫は、竜王を倒すべく男装騎士になり筋肉ムキムキになり、弟は姉の身代わりとなるために女装姫として生活する。
しかし残酷なことに、竜王の器に選ばれたのは、二人の事情をよく知っている幼馴染の騎士であった。
記憶を引き継ぎ竜王となった元幼馴染にとっては、男装も女装もまったく意味をなさず、男装姫はさらわれてしまう。ところが実は、男装姫は幼馴染騎士のことを好きで、トキメキを禁じ得ない。そのまま二人で生活をはじめてしまう。