マジカルトライアル編 4。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　ダイジェスト 84話へ続く。
　
　
　「ああなった原因は私達にあるのに」

　歪んだ家庭で育った、歪んだ少年がいた。
　亡き妻のかわりに少年をいびつに愛した父親も、コンプレックスを爆発させた真彦も、幽閉した有我も、そして。
　どれもこれも止められなかった静美も――。


　「閉竹ケイの証明」

　全員が助かる「魔法」などない。そして、罪はどうあがいても消える事はない、という証明。
　プリッツ編の伏線です。


　「由ノ原さんの夏期講習会」

　いや、これは由ノ原編で描こうと思って出していなかった設定なんですが、由ノ原さんはフリーの魔法使いで、マルチに何でもこなせる感じ。
　それを活かして、夏は自分のとこの旅館を拠点とした、初心者魔法使いの夏期講習を毎年実施しているんです。

　３０話２Ｐは
　「今年もよろしく→今年も夏期講習やるから予定通りよろしく」
　「今年の生徒はすごいわよ→毎年生徒が変わる」
　という意味です。

　で、賢者になれば、期間限定とかではなくて、ちゃんとした弟子をとることができる。
　なので、賢者になりたくて今回マジカルトライアルを受けたというワケです。


「復讐はなにも生まないなんて綺麗事」

　前にも喋ってたよこのセリフ。
　記憶も心も、少年時代に戻っている感じ。