真彦編 4。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　ダイジェスト 27話へ続く。
　
　
　「赤銅矢音無」

　お父様。
　お母様を亡くされてから肉体的にも精神的にもちょっと病んできちゃって、一番母親に似ている弥彦を慰み者にしている。
　外に滅多に出なくなったため、当主代理として有我をたてて色々まかせてある。
　静美姉さんはこの時期中高一貫のカトリック系学校の寮に入っていたため、阻止することはできなかった。

　弥彦幽閉の際に、自身にゆかりのあるサテンドゥールをあてがう所からも、歪んだ愛情が垣間見える。


　「紗天の眼球（おさらい」

　生きている人間にしか現れない特殊な眼の状態のこと。
　全てのバインドが５：５になったときにだけ現れるため、それが崩れると消えうせる。
　短時間で出現した紗天の眼球の持ち主からすぐ抉って取り出した眼球は「絽地の眼球」となる。