紗天人形綺憚





  @紗天人形綺憚Y本編 27話ダイジェスト


 真彦編 5。
 
 
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 ダイジェスト 28話へ続く。
 
 
 「一瞬に内包されている永遠、永遠に内包されている一瞬」

 内包されている永遠とは六次元。
 内包されている一瞬とは10のマイナス32乗。
 入れ子構造/ドーナツ化は、宇宙ツイスターモデルから。

 人間の肉体そのものを永遠のカタチにする理論は、べつにこの漫画の中でつきつめなくても、描きたいところはそこじゃあないので御都合主義にあわせたい。

 すべてのバインドが5:5になるとき、爆発的なエネルギーをたたえるサテンの眼球。
 弥彦が人形にしようとしたとき、二人の名前を偶発的にもってしまった亮と秋良のぶつかりあいが、一瞬と永遠に別った。
 じつはその役割は、どちらになってもどちらでも良かった。
 けれど秋良は、殺すビジョンを永遠にくり返したいがために永遠を選んだのだ。

 人形になる前。人間の時点で、自分の中に理想――亮という人間「そのもの全て」を内包してしまった秋良は、ダイジェスト0話の最後で、自分の名前を偽る。

 これが原罪。
 最初の嘘。

 シンカイの身体全体に書かれた生体文字は、文字呪文の基礎と同時に、永遠と一瞬をただよう肉体の損傷を防ぐための意味ももつ。
 
 
 「いつも夢から覚めるとき、僕に殺されてるのは知ってる?」
 
 ダイジェスト5話でいつも叫びながら目が覚めるている描写の回収。
 番外漫画の「夢」も一緒にどうぞ。



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