紗天人形綺憚





  @紗天人形綺憚Y本編 92話ダイジェスト


 永遠の死編 6。
 
 
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 ダイジェスト 93話へ続く。
 
 
 「絽地の眼球の受け皿」
 
 固まり眠っている記憶を引き出す受け皿としての人形を造る。
 そうすれば、その記憶を再生した人間ができあがる。谷代さんは生き返る。
 永遠に。
 と、思っていた……けれど。
 
 「彼を永遠に死なせたのは私」
 
 シンカイに発現した紗天の眼球は、シンカイ自身が持つバインドであり、真っ白な受け皿ではなかった。
 人体の中に谷代の眼球を埋め込んでみたものの、シンカイは弥彦の想像を超えたイレギュラーだった。
 シンカイは最終的に「亮+秋良」という二人の人間のぶつかりあい(バインド)を全て内包して傍観できる「サテンドゥール以降のシンカイ」という独立した別人格となった。紗天の眼球は永久にぶつかり合う駆動部位として成り立ち、谷代の絽地の眼球はアーカイヴとなった。
 記憶にアクセスはできるが、それは古いアルバムのような形で、人格には全く影響していない。



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