■ TOP絵メイキング ■

■ 7 PCスキャン・カット ■

 ペン入れが終わったら、パソコンに取り込みマス。
 僕が現在使っているソフトはPaint Shop Proで、初期の頃はフォトショップSEというのを使っていまシタ。今はもっぱらペイントショップです。
 スキャナはキャノンのD1250U2Fというのを。これはタダで手に入れました。

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 スキャン画面です。サイズは基本的に解像度100のB5で取ります。
 プレビューは使わず、直接スキャンボタンをクリック。下描き部分も一緒に取り込みます。

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 最初に横枠をギリギリで切り取り、画像サイズを変更しマス。
 解像度は72で、横幅を500とします。

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 もう一度切り取りツールで横500×縦350で切り取りです。コレは現在のTOP絵のサイズで、結構前から決まっているものデス。

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■ 8 線画仕上げ・ラフ色彩設定 ■

 このまま色をつけても、ちょっと画面が黄ばんでいたり、要らない点が入っていたり等で綺麗に仕上がりまセン。
 まず線画を仕上げてから色付けに入りまショウ。

 レベル補正で画面のコントラストをあげ、それでもまだ残っているノイズを消していきます。
 線画の修正も(したい箇所が見つかったら)この時に行います。

 ゴミ取り

 次に、線画の色を決定します。今回は黄土色にしようと思います。

 色

 これで線画は仕上がりまシタ。
 それでは、適当に色を乗せていきます。もちろん新規のレイヤーを作成し、その上に着色します。

 完成

 だいたいの色合いを決めたら、次から正式に着色していきます。

■ 9 適当に色付け1 ■

 そんなに頑張らずにやっていきます。
 ご他聞にもれず瞳から、というのはコレがメイキング企画だからです。
 普段は決定している色から乗せていきます。髪の色が決定していたら髪から、小物の色が決定していれば小物からデス。

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 何かのお絵かき講座を受講している方は、まずマスキングしてから色を乗せるようですが、僕はそんなまだるっこしい事はせず、基礎となる色を乗せ終わり、一旦ぼかしてから、その後はみ出た部分を消して更にシャドウやハイライトを乗せる、といった方法をとっていマス。

 肌も同様で、今回は光がすぐ近くにあるので、覆い焼きツールを使って照りを出していきます。
 レイヤーは全て乗算モードで入れているので、瞳の部分は肌色が加算されている状態になっていマス。かぶっている部分を消して終了。

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 また、レイヤーですが、極力少ないレイヤー数で描き込みます。

 別にメモリが少ないわけではなく(736MB−RAM)例えば、ラフ色彩の確認や、塗りの確認の際など、頻繁に可視・不可視状態の切り替えをするので、クリックが面倒くさくならないようにです。

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 ひとつのレイヤー内の着色は、後ほど必要であれば分離できるよう着色部分が接合しないもの同士になっています。

■ 10 適当に色付け2 ■

 本当、適当にどんどん塗っていきマス。

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■ 11 様々な効果を画中に入れる ■

 全て塗り終わった所で、各所に効果を入れていきマス。

 まずはガラスです。
 レイヤーは普通にかぶせ、透明度を20に下げマス。
 その次にもう一枚レイヤーを複製し、薄く遠近感をつけていきます。

 ガラス

 次に背景をボソボソっといった感じにしたいので、テクスチャーを色々かけてそれっぽいものにします。
 ハミ出た部分は当然消して一応終わりデス。

 背景

 それでは光を入れていきマス。黄色っぽいのがいいですよね。

 光

 最後に机のテカテカしているのを入れました。色付け前にやってみたラフ色彩設定を複製し、反転させたりなんか色々してみた結果がコレです。
 だいたい終わりで、あとは最終的な色調の調整をしていきたいと思います。

 影

■ 12 仕上げ ■

 ラフの色彩設定を可視状態にして、更になんかいろいろして光の加減を入れていきマス。

 なんか

 その後、下のグラデーションを新規レイヤーで作成し、

 レイヤー

 レイヤーモード「ソフトライト」で透明度を66に設定。

 完成

 完成デス。
 だいたいこんな風に制作します。

 これであとはTOPに乗せ、新しいTOP絵が出来上がったら過去TOP絵の方に移動させマス。
 TOP絵は、1年間に25枚描くのが一応の目標となっており、これは今年の5枚目、HPを開設してからは通算180枚目のTOP絵となりました。

 完成までご覧いただき、ありがとうございました。
 こんな感じで適当ですが、ぬるぬる楽しくこれからも作っていきマス。