■ 氷結(歌唱:重音テト) ■

■ 氷結 ■

 ひらひらと
 舞い落ちる君のような
 すごく
 儚かったあの頃の

 思い出は遠くに向かってく
 その足音雪を踏んだ音よ


 道路は氷結に
 あの画仙紙に
 その奇蹟を歌う ユキ

 光は鐘の音を
 あの硝子眼の
 痛い奥を降り積も


 るらるらと
 舞い落ちる君のような
 とても
 儚かったフユの日の

 かがり火は遠くにゆれている
 このかじかんだ手を放さない

 はらはらと
 舞い落ちた雪のような
 すこし
 泣きそうな牡丹の根と

 思い出は遠くに向かってく
 その足音どうか響かないで