■ No.4 ■

■ With:Lillith ■

 まだ 泣かないでいてね
 神の 白い 手を ねめつける
 美しい眼
 千年経ってから おそらく響く
 君の    つ    み    .
 暴かれて 同情を誘うの?
 それも仕方ないって? それは違う
 望んだこと
 秘密を続けるのは
 少し苦くて 息もでき ない よ

 光をさけ踊るワルツ 白い 夜葬
 柱の影ころぶのなら いくらかなら楽なのかな
 この罪さえ消えるのかな
 あなたに捧ぐ スッテプ軽く
 愛しているなどと 言わなくても
 ひどい   眩暈がして 倒れ掛かってから
 傷ついたのは――
 光をさけ踊る事実 行くあてもな
「雲の上に浮かぶ城は、死者たちの魂さえどこにも運ばないという。
 それが私のエゴだという こと ですね。」
 たとえ月が陰って消えて
 靴が 落ち
 光をさけ泣いているの 白い
 ゆらぐあなたの手 掴めなくなった夜に
 夢を見て いるの