■ mai zd uru utu si zd uka ■
■ 281 ■
■ 282 ■
1 大量の米を大量の日本酒に漬ける
2 十分に酒が染み込んだ所で庭にザザァーッ!
3 雀が飛んでくる
4 たらふくついばんだ所で落花生をズァーッ!
5 酔っぱらった雀は落花生を枕に寝はじめる
6 大猟! 生け捕り★大★成★功!
サーギー! おい、米の音に驚いて雀が逃げちまってらァ。
サーギーッ おっ、でもだんだん集まってきたぞォ?
サーギー… こりゃイケるんじゃねェのか? おっ、おっ?
サ…ギ…… 食ってら食ってらァ。よーし、そろそろ……。
☆ぽかんっ☆ ☆
「ハイとった! ハイいけどった! みなさんコイツです、こいつが巷でウワサの結婚詐欺師ですわ! 東の空がにじんでも、女ときたら一向に目を覚まさねぇでやがるのさ! 恋は盲目とは良く言いますわ、めくらになっちまってんでさあ!」
選択肢
S
42才でお見合い相談所にて美人の23才ゲット→
見えない毒と戦う
A
30才になるまで二次元に操をたてる→
魔法使いヒキニート
B
21才の時から付き合っている彼女と結婚→
二世帯住宅で子供2人
C
16才の時から付き合っている彼女が妊娠→
真理吾……まりあちゃん? いいえ、シリコンちゃんです!
D
12才の時に親が決めた幼馴染の許嫁と婚約→
尻にしかれる運命
E
5才の時にモテ期終了→
それでも夜の店では人気者だと思い込むことでプライドを保つ
浅草の不忍池に
眠っている
白い鳥がいる
大群である
おどかしますか? はい いいえ←
少し近付きますか? はい← いいえ
紐で結びますか? はい← いいえ
ところで、ふうせんおじさんの末路をご存じだろうか。ある男がロシアの辺境で、そのおじさんと思しき男に出会ったというのである。
その男は、辺境の村のはずれで居酒屋のような店をひらいていた。
周囲には常連と思しきロシア人がひとり、ふたり。
おじさんはその店のオーナーだが、どう考えてもロシア人の風貌ではないため、男はきいてみたのだ。
アンタ、どうして自分の国に帰らないのか、と。
するとおじさんはこう言ったのだった。既にビザが切れており、動こうとするとロシアでは確実に罰せられる。
なにより、私のプライドが許さないのだ。
一体何のプライドなのかおじさんは語らなかった、だが男は、ふうせんおじさんに似ている、と、すこぶる思ったのである。
バサバサバサッ
鷺と飛び上がった、女は目を覚ましたのである!
■ 283 ■
五本と五本を
トビラにあてて
ギリギリ引いて
縦に
ひいて 切る
よう
に
わたしはここよ
忘れた気でいるの?
きっと
明日は開くわよね
お腹
が
へっ
た
■ 284 ■
「それ、チューニビョウって言うらしい」
「どれ?」
「そうやって、戦争とか世界環境とか今の日本経済をさも知ったかぶって深刻に考える病のこと」
ことろで私の義理の兄は
さして面白くないであろう顔をして、高校で、理科の教師をしている。
「理科じゃねえ。物理だよ」
庭に猫が居ついた。
私はこの自称イケメンの理科教師と交代で、毎日猫にエサをやっている。
今日はイケメンの当番で、ほぼ茶色まだらの猫は嬉しそうにニボシを食べている。
とんだ平和な日曜日である。
義理ってだけであだ名。
「ミリン、」
「なに」
「お前、戦争に行ったことねえだろ」
「ないよ」
「甘いな」
それは猫にあげている、昨日の煮物のこと?
それとも、私が甘ちゃんだってこと?
「もっと身近に感じるものを、大事にした方がいいぜ……っと、クサいことを言ってみるが」
「身近なんて、平和ばっかじゃん!」
イケメンはいきなり立ち上がった。
■ 285 ■
きゅうくつですね ・・・ ほんとう
ゅいかりんぐ
うかいひでっ
くりひろいた
つんでいるり・
で シリシ
す
・
|
ほんとう
こういう形の魚いたよねー前に。
■ 286 ■
↓
どちらか開いた手には
うれしい事にコンペイ糖が握られて
もう
あさになったので
りょうりを作る前に食べます コリ. いつもの事なんです
がらがらと鳴っている口に水を含んで
とうぶん補給すいぶん補給 脳が目覚める補給
うん
ごこく米は予約で炊けてるし
ざっくり切ったキャベツ
いためた玉子
ますを焼いた隣に納豆と海苔でできあがり
すっかり嬉しいです お早うございます→
■ 287 ■
あなたのくちびるを縦に切るのは
冬になると訪れる乾燥と寒暖だけでした
ラインをなぞってクリゐムを付け
目覚めたときの笑顔を待ちわびるのです
今更山を捜して 本当はもうお分かりなのでせう
首から上はまだ 縦に切る気はないのです
まぶたが開けば お返しする心積もりです
あれから一年
早いものですが
どうぞご心配無き様 草々
そうとなぞって頬に爪をすべらせ
横に引かれた赤いくちびるが動く妄執に
■ 288 ■
刺身包丁が いひ
レンタルした継続は
Aを貧乏にするには十分すぎる内容だった
野菜包丁を
買ったつもりなのに
いつまでたっても 音がない
■ 289 ■
さようなら少年
彼らに混じって
バットを縦に
*ろうとはしなかったね
天国で見ていた
君のおじいさんは
実をいうとホームレスだった
舐めなくなった飴
買わなくなったケーキ
噛みはじめたガム
買いだしたニコチン
「つるむの、やめたら?」
首を縦に
*ろうとはしない
少年にさようなら
君を汚したのは勇気だ
■ 290 ■
モアモアモア
モアモアモア……
たちこめる闇の狭間
置かれた箱の 底の底から
カタカタカタ
カタカタカタ……
光の水がコトントコポン
湖面となった世界に
魚が一匹 優雅に泳ぐ
スイスイスイ
スイスイスウ……
ポトン
・
雨だ 雨だ 雨がくる
・
・
水の向こう側
喜んだのは
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