■ 21 ■
よみち
街灯に反射する 白痴の古代魚の鱗
眼底に眠るめくらの海老髭を引きずり
およぐ
O−totototo
O−totototo
わたし
尾びれを掴み道端に叩きつける 上腕
眼球を穿り出し 裏側を虹色に塗り潰す
あなた
の
細 いいいいいいいい 指
U−popopopo
O−totototo
詩吟の古都 沈む庭 海草も立ち位置を決めかねる
細い指 噛み砕く雨 怯える珊瑚の陰影に卵が泣く
いまは
U−popopopo
U−popopopo
ひどく
有限の反響音
O−totototo
・
o
追熟もなく
ふける
■ 22 ■
群青採光再度サンプルを眼球の裏に収納し
一体全体混在している振動装置五○メータ
質素に赤紫蘇吐いて戻したオオヨシゴイなど押収しペレットを硝子器に移す
いくつ数えても十秒
いくつ数えても十秒
■ 23 ■
死にない鼓動を 切ろうとしない
君は今何色をしてるの
汚濁に流れ もがいた蝶を
すくいあげてもう乾かないColor...
(あなたは良心を得た。しかしその良心とは氷山の一角でしかなくコホリは削るほど側面を反射させる。それが今の色君は今私の前で 何色をしていたのかいつも知らない)
私は人間に興味がある
君は人間には興味なさそうだね
私は人間の肉体構造に興味がある
君は人間のコホロには興味なさそうだね
いつだって私は人間の色に興味がある
「君は他人の色ばかり気にしている。本当に自分に興味がないのは、君の方だ」
逝きたい鼓動を 切ろうとしない
私は今何色をしてるの いつからなの
死にたい鼓動を 切ろうとしない
君は今何色をしてるの
罵声をあびて 裏切られていても
気付かないふりをしている
君は今何色をしてるの
何色でもがくの
モノクロの世界で何色に光るの
(君が昔、つかんだ蝶の羽根を爪でちぎったことがあったね。そしてミズキの葉の上にのせてあげた。それは良心だね、わかるよ。ただ、その指についた燐紛の色だけが思い出せない)
「宇宙人とは色彩感覚が違うんだ、きっとこの色は違う風に見える」
逝きたい鼓動を 切ろうとしない
私は今何色をしてるの
死にたい鼓動を 切ろうとしない
君は今何色をしてるの
何色で私を見るの 興味
何色で君を見てるの 無関心
眼球を失っても私は君の色がわかる きっとその色は違う風に見える
■ 24 ■
1 2 3
1 2 3 1 2 3 5 8 4 5 8 4
1 2 3 1 2 3 4 8 5 4 8 5 ∴
5
8
43234
彼の負の公式はいつでもKで
Nは≠でNになる
彼女の声はいつでもIで
計算すると M−I love
あの窓から見てる少女の瞳に
黒い羊たちがたむろしている
美しいとは言い難い 少女の手首はBのまま
Eのラインを数えながら気休めに微笑する
時々彼の公式について
否定的な意見がMailの音鳴らす
彼女が時々言うのはいつも I
N+Iから導いてゆく
あの窓から見てる少女の髪に
Bのきらめきが波打っている
あの窓から飛び降りても 黒い羊はただ逃げる
Eのラインをなぞりながら気休めに口笛を
3 3 7 3 3 6
5 5 5 5 5 5
3 3 7 3 3 6 8 8 8 8 8 8
Iを取り外したい
もうすく彼女のloveが消える
落ちるspeedは調整不能
彼女が握って離さないn
Iになれないのは彼の方
あの窓には居ない少女の
Blue Eye's Need I lone to Me
もうすぐ彼女が黒くなる
彼の公式はいつでもKill
5 8 3
5 8 3
43234323
8 8 8
7 7 7
6 6 6 Q 31=B の証明
■ 25 ■ カナリア ■
大切なものから壊され 絶望の底は深く
どれだけ上を見ていても 光は
届くハズもなく
どぉなってもイイと 自分を傷つけていた
他人の真っ直ぐな瞳……見れなくて
怖くて息も できなかった僕の手を
そっと包んでくれたよね
カナリアが 空へ飛び立つ
胸の奥から消えてしまった
ただ 霧の晴れない
夢の中から叫んでいるだけ
笑顔で楽しそうに見える 本当は全部嘘で
うわべの自分を「好き」だと そんな事
言えるハズもなく
消えてしまいたい 悲しむ友人なんて
この世に何人居るの? ……居ないかな
怖くて誰も 信じれない僕の頬
そっと触れてくれたよね
カナリアが 空へ飛び立つ
胸の奥から消えてしまった
ただ 霧の晴れない
夢の中から叫んでいるだけで
空へ飛び立つ
君の影さえつかめなかった
あぁ 二度と逢えない
君のためでも涙……流れないよ
ただ 霧の晴れない
夢の中から叫んでいるだけ
■ 26 ■
シンデレラは無事結婚しました
白雪姫も結婚しました
赤ずきんちゃんは助けてもらって
3匹の子豚は助かった
都合よく
現れる
変幻自在のストーリーテラー
さあ
書いて
紡いで紡いで素敵な話を
強欲じじいは宝を掴めず
泥の船は海沈み
栗で火傷し蜂には刺され
臼が落ちてきてペシャリンコ
都合よく
正義が勝つ
変幻自在のストーリーテラー
さあ
書いて
お好きなように
因果応報の素敵な話を
さあ
書いて
お好きなように
君に都合のいい物語を
■ 27 ■
そ れひ と手乗りを
惑うことなくわかってい
る はね と感じめて
どれも傷跡かわいている
あの日の目を見ていれば どれが罪だか知れたのか
生まれ落ちるのがイヤ な ら 君の首をしめたのにね
どれでも選択できる? どれが間違いか知っている?
戻ることさえイヤ な ら せめて息をとめてあげる
この日とこの人 あの人 みんな死んで消えればいい
頭の奥ノイズ増える
あの日とあの人 その人 みんな消えて幸せ? カン
トが笑顔で問いかけ
た とえ ば二度とが
三度四度あったとし
て きみ は二度目も
三・四度も失敗するよ
「ワタシはあなたが嫌い」「ワタシはこれが嫌いですよ」
「ワタシならこんなのしない」「ワタシワタシ な ら 」するよ?
どれでもワタシハ宣言 妥協点予測不能
今サラダと言うの な ら カントに頭下げれるの
その日とその人 どの人? 刑事さんこの手が悪い
だから脳波切らないで
どの日とどの人 この人! 違います何もしてない
口が悪いだけなんで
す キマ は埋めない
無理なことは知ってい
た キマ らないから
上げ下げして興じない
この日と この人 できる限り踊ろう
あの日と あの人 できる限り笑おう
その日も どの日も 不安定な関係
この日も あの日も 別れを惜しまぬように
与えて 盗られて 不安定な関係
悪でも 善でも どっちでも惜しまぬよう
この日と この人
できる限り 踊ろう
あの日と あの人
できるだけ目を 見よう
■ 28 ■
ざっくばらんな 君を探して
走る大地のクエスト
こんなボクでも 資格を持ってる
魔王たおして お金をもらうよ
その名も「勇者」
すごくキケンな 旅をして
泉のほとり 君をみた
魔王たおせるワケがない
資格はあるけど できないよ
君をたおせるワケがない
だから未だに貧乏さ
請け負う仕事はひとつだけ
ざっくばらんな 君を探して
走る大地のクエスト
■ 29 ■
あたまをなでて
ゆっくりなでて
やさしい瞳で
きょうのまちがいを
ゆるしてあげて
すこしわらって
コップのふちを
きもちかたむけて
おみずをすてて
ゆっくりすてて
やさしい瞳で
あすのつぐないを
■ 30 ■
かたくなに閉ざした
心のトビラ
自分の姿すら
見えないカガミ
記憶だけ無くした
僕のヒトミを
のぞきこんでくれた
キミを守るよ
赤い 赤い 赤い 花が示す
僕らのミライ
時の止まった世界が
また動き出す朝
赤い 赤い 赤い 花が揺れる
カギになるだろう
絶望の夜 飛び立とう
キミと 一緒に行こう
抱きしめたいよ
透けたこの腕
わかっているから
せめてそのナミダ
受け止めてやるよ
だから 泣くな
赤い 赤い 赤い 花がたとえ
枯れても
ずっと傍に居るんだと
誓った 彼岸花
赤い 赤い 赤い 花が示す
僕らのミライ
動き出した物語
ただ前に進むだけさ